2013年12月27日金曜日

「 ある、クリスマスの後の出来事 」



クリスマスは終わったけど、
わたしはサンタさんを呼び出した。




「サンタさん、わたし…どうしても欲しいものがあるの…」

「なんじゃ、わしはもう年越しモードじゃぞ」



「私の頭の中に、intelを入れて欲しいの」

「intelかぁ…」

「そういえば…、はるか1億年の未来で、そんなことを言う子供がおったな。
 その子はこう言ったんだ “みんなはお金持ちだから、頭にintelが入れられる。
 でもぼくは、貧乏だから…みんなにばかにされるんだ” 」


「わしはその子にこう言ってやったんじゃ
   “じゃぁみんなもintelを抜いたらばかなんじゃろな”」


「頭を機械にしてしまったら、それは人間ではない、機械だ」
「機械が創った世界は、もはや人の住む場所ではなかったぞ」
「人間の頭で考えるのじゃ、お前は人間が住む世界に生きているのだから」



「サンタさん、あなたもしかして… かみさ… 」



サンタさんはその瞬間消えてしまった。




クリスマスの夜に、
サンタに扮した神様が紛れていることをご存知ですか?


プレゼントがなくてもがっかりしないで。

あなたの枕元にも来ていたかもしれません。

何か聞こえませんでしたか?





きっと、この話を
知っている人は少ないでしょう。

なぜなら、
私が今考えた話だから。





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