2012年2月27日月曜日

「 メモ 」






















とても疲れていたある日、
眠くて眠くて仕方がなく、適当に布団をひいて寝ようとしました。

うとうとし始めたその時、とても良いアイデアが浮かび
私は携帯にメモをして寝ました。

翌日、そのメモを確認すると、


時々魂を紙袋に入れておく


と書かれていました。

いまだにこれが何のメモだったのか思い出せません。



* * * * *

2012年2月26日日曜日

「 自分の部屋 」





















小さい頃から私は、ずっと姉と同じ部屋でした。
ある日、どうしても自分の一人部屋が欲しくなり、
家の2階のトイレを自分の部屋にしたいと親に交渉しました。

母はすんなりと「いいわよ」と言いました。

たしか、夕飯前の夕方だったと思うのですが。

私はさっそく自分の部屋に荷物を運び、
トイレットペーパーをしまう用の棚に本や置物を置き、
窓際に貯金箱や人形を並べ、便座は作業机にすることにしました。

何回か、まだトイレだと思っている家族がドアを開けましたが、
「ここは私の部屋よ!」と追い返しました。

まず、自分の部屋の便座机でお絵描きをしました。
初めての一人部屋は新鮮でとてもわくわくしていたのを覚えています。

私は消しゴムを、便座と便座の間にある
ちょっと空いたスペースに置きました。
そしてまた消しゴムを使おうとした次の瞬間、
消しゴムは向こう側の水の中へぽちゃんと落ちてしまったのでした。


恐る恐る便座机のフタを開けました。

消しゴムは、一番深いところまで落ちていました。






このまま流してしまおうか、どうしようかと悩みました。

しかし、この消しゴムのせいでトイレがつまってしまったら大変だ…

しばし自分と戦った後、私は手をつっこんで消しゴムを取りました。


その時思ったんです。

ここはトイレだ、と。


夕飯前に、私は石けんで手を洗い、
一人部屋の夢をきれいに流したのでありました。




* * * * *

2012年2月22日水曜日

「 おはなし 」





















この前こんな質問をされました。

「 幸せを感じるときってどんな時? 」

私はちょうどその時、
ミッツマングローブのイケメンさに気づいた時だったので、

「 ミッツマングローブをみている時 」と答えました。

でも、ミッツの写真を見ていれば幸せかといったらそうではなく、
話している姿を見ているのが好きです。


ミッツはさておき、
ミッツでなくても人のおはなしを聞くのは好きです。

でも何でも好きというわけではありません。

特に聞けて良かった、ラッキーと思う瞬間は、その人の体感談です。

その人が、その日、前の日、過去、夢の中で
体験して感じたこと、考えたこと、気がついたこと、傷ついたこと、感動したこと、
泣いたこと、それが喜怒哀楽どんな種類のものでも、体験して感じたことばが聞けると、
時に長い映画を見ているような、ショートムービーを見ているような、
素敵なワンシーンを見ているような気持ちになります。


そういう瞬間、わたしは幸せです。


しかしながら、穴に落ちがちなのが過去談の中でも、
その人の現在の気持ちとその話しとがリンクしていない時の話。
そんな時は、今のあなたの話しを聞かせてベイビ~ と思ってしまいます



お話しとは違うけど今でも、
忘れられないワンシーンがあります。


飲み屋さんでその方は、
目の前に出されたお豆腐を食べました。

「 おいし~い 」

心から出たその一言を、
今でも思い出しては、あれいいよなぁと思うのでした。




* * * * *

2012年2月21日火曜日

「 ヨーグルトのふた 」


小さい頃、ヨーグルトのフタについたヨーグルトをなめると
母親に「よそでやっちゃだめよ、おぎょうぎ悪いから」と言われました。

私はいじきたない子供でしたので、ケーキの周りについてくる
セロファンのクリームもなめました。
そして大人はそれを残すのでもったいないなと思っていました。


でもそれも今ではやらなくなりました。
というより、もったいないと思う気持ちよりも、
お行儀が悪いという気持ちの方が勝ってしまいました


バイト先の男子高校生は
手についた調味料や、生搾り用の絞り器についた果物のカスをペロペロなめます。



そんな彼をみていると、お行儀わるいよという気持ちが20%
そんな彼がうらやましいな、という気持ちが80%になります。


私は贅沢な人間になってしまいました。
もったいないと思わなくなってしまった心がそれを表しています。


時々子供の頃の自分に出てきてもらって叱られたいです。



「もったいないよバカ!」




って








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2012年2月20日月曜日

「  ブッダ 完  」





















ブッダを読み終わりました。

ブッダの中で私が一番共感した人物はタッタでした。


ブッダは素晴らしい人です。
でも誰でもブッダのようになれる訳ではなく、
過去の憎しみ、恨みが大きければ大きい程乗り越えるのは難しい。

出来れば正しい道に進みたいけど、
それが難しい場合もあるのかもしれません。

なにくそ、こんちくしょー、おぼえてろよー
という、憎しみや恨みはそれが生きるエネルギーにならざるおえなくなり、
どんどん大きな力になってしまうのかも知れません。



もう一つ感じたことは、
何かを信じる気持ちをもし無くしてしまったら、
それは生きることが不安になってしまうのではないかと思いました。

宗教があったり、友達のことを信じたり、自分を信じたりすることは、
生きる為に必要なことなのだと思います。

その信じる気持ちを、
私は神様だと思っています。



* * * * *

2012年2月18日土曜日

「 ねこずき 」


世の中には猫好きの人がたくさんいますが、
わたしは猫が苦手です。見かけや性格が総合的に苦手なんです。

しかし先日、猫好きの友達とあそんでいて思ったことがありました。

その友達は猫が本当に好きみたいで
猫に対する視線に愛があって、猫をみている視線や身体中から
幸せがこぼれおちそうになっていました。


私はそんな友達を少しうらやましいなと思いました。

猫が好きということで、その友達は幸せを感じている時間が
たくさんあるのではないかと思いました。

自分はどうだろう、何かに対して
見ているだけで愛がこぼれる瞬間があるんだろうかと考えました。


残念ながら、私はその子の愛で度(めでど)に勝る
愛で物(めでぶつ)が思いつきませんでした。


でも、幸せなそうな友達をみていたら、
幸せな気持ちになりました。
























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2012年2月16日木曜日

「  テンションプリーズ  」





















今日はバイト中にまったくテンションが上がりませんでした。
笑顔が作れない程でした。

でも月に一回くらいはそういう日がやってきて、
たいてい寝るとなおります。

でも今日は違ったのです。



わたしのバイト先では、200円でまかないが食べられます。

まかないは、お店のメニューの時もあるけど、
残っている材料で何か作ってくれるときもあれば
「何食べたい?」と聞いてもらえるときもあります。


テンションの低い私に社員さんは、
「まかない何食べたい?」と聞いてくれました。

私は少し考えて、

「レバニラ炒めが食べたいです」と言いました。

よし分かったと、社員さんはレバニラ炒めを作ってくれました。
しかし、それでも私のテンションは変わりませんでした。


今日はお店も暇で、なんとなく どーーーん とした空気が漂っていました。

そんな中まかないをいただきました。
もぐもぐとレバニラ炒めと白いごはんを食べ終わったとき、
私はお腹がいっぱいで幸せな気持ちになりました。
やる気も湧いてきました。


どうやら、ただお腹が減っていただけのようでした。

腹の減り具合で気分が上がったり下がったりしてしまうのは
私の昔からの悪いところです。

仕事中に腹の具合で左右されているなんて、
ここんとこ本当に気合いが足りないです。


しかし腹が減っては戦はできぬと言いますが
私はハラペコで戦えません。
つみまてん。



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2012年2月14日火曜日

「 シックスセンス 」


目が覚めた瞬間、映画シックスセンスのことを思い出しました。
1999年に公開されたナイトシャマラン監督の映画です。

普段ホラーは恐くて見れないたちなのですが、
第六感ってタイトルに惹かれ、
ホラーだと思わないで見に行ってしまったのでした。

でも単なるホラーではありませんでした。
だから今でも心に残っているんだと思います。


うろ覚えで描いた、ハーレイジョエルオスメントくんの最初のシーン




オスメントくんの演技にも心打たれ、
ホラーなのに最後のシーンで泣いた覚えがあります。

まだ見たことのない方には内容を言ってはいけないと、
ブルースウィリスと約束しましたので詳しくは言えませんが、

この映画をみてわかったことを、
わたしの母が良く言っていた言葉で締めくくりたいと思います。
(※ちなみにわたしの母は生きてます。ピンピンです。
         最近はこの言葉を聞いていなかったので。)




「 生きている人間が、一番こわい 」







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2012年2月12日日曜日

「 覇気がない 」



昨日アルバイト中に社員さんから
「今日は覇気がないね」と言われました。
自分でも何となくそんな気がしていたのですが…

家に帰ってから、何となく“覇気”という意味を調べました。


覇気とは、物事に対する積極的な意気込みや上に立とうとする意気。野心。という意味でした。


いつも私は身体の中を燃やしながら生活しています。
これは、自然になるのではなく自分で燃やそうと思わないと燃えない部分です。
野心です。毎日意識して燃やしています。


昨日は火が消えていました。
ジュッ と。



そして、改めて自分の元気の源は野心だなと思ったのでありました。





“覇気”をネットで調べてたらでてきた類語の中で
これを聞くとやる気がでるという言葉を抜粋しました。



力(の入った)
意欲
意気込み
気合い
執念
士気(が高い)
自信(がみなぎる)





燃えるわぁ



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2012年2月8日水曜日

「 風呂おけ 」



今家の中で一番大事にしているのはこのおけです。
色もかわいいし、形も従来のおけとは違いあか抜けています。

朝、このおけに湯たんぽのお湯を入れて顔を洗います。

この時ピンクのおけが
「今日もがんばれよ」とか「良い一日になるといいな!」と
心に話しかけてくれます。

そう言われ私は、「このおけを買って本当によかった」と思います。


洗濯をするときも大活躍です。

お風呂の水を洗濯機に運べるのです。
数で言うと20往復です。

この20往復をしているとき、いつも頭に浮かぶのが、
お母さんが物干竿をダンベルのように持ち上げて、
「人生はスポーツだ」(だったかな…)というセリフが流れるCMのことです。

「朝からいい運動してる!」とまたおけに感謝します。


あとは、マフラーや小物のつけ置き(洗濯)の時に使います。

でもこのおけは、あまりつけ置きされるのは好きではないような気がします。

もしかしたら、つけ置きに使ってしまうのは、
このおけのプライドを傷つけてしまっているのかもしれません。

 おけ:「バケツでやれよ!俺は風呂おけだ!!」

と言っている気がします。



こんな感じで、おけとハッピーライフをおくってます。

では


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2012年2月6日月曜日

「 大きくなったらなりたかったもの 」

小さい頃から髪をいじるのが好きでした。
そして、わたしの夢は「美容師さん」になることでした。

高校にあがる頃まで、自分で髪を切っていました。
ある日友達に「わたしの髪も切って」と頼まれました。

美容師を目指す私はよろこんでオーケーしました。


しかし、いつも自分の髪を切るのには慣れていたけど、
人さまの髪を切ることははじめてだったので思うようにいきませんでした。

その友達も失敗していっているのに感づき
ががっかりしかけた時でした、

もうひとりいた友達が、
「あたしが切ってあげるよ」とちょいちょいと手慣れた手つきで
わたしのせいで失敗していた友達のあたまを整えてくれたのです。


そのもう一人の友達は
美容師を目指しているわけではなかったのですが、
とても器用な手先でセンスも良く、その髪をさばいていく姿をみながら、
心の中でバキバキと何かが折れていく音を聞いていました。



その日以来、美容師になる夢をあきらめたのでした。



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2012年2月4日土曜日

「 10時間 」



近ごろのわたしは寝過ぎであります。

いかなければ行けない仕事や約束がない今、
隙ありゃ寝るという毎日です。


時間がたっぷりあれば、
自分のやりたいことが出来るのか?といったら
そんなことはなくて、時間があってもなくても
私はやらない人間のようです。
それが一年経ってわかりました。

自分で自分を動かすことはとても難しいです。


だから、やめました。

やろう!やろう!
という気持ちを持つのをやめました。

そう思う気持ちがはっきりいって負担なんだ!!!
と自分に言われました。

結局やらない自分にへこむことに疲れました。


わたしは自分に甘く生きようと思います。


いつか自分から、
こんな甘甘(あまあま)じゃウンコになっちまう!!!
という日まで。




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2012年2月3日金曜日

「 かえるの歴史 」

わたしはかえる好きです。
かえるのかわいさに気がついたのは小学生のころです。

中学の時、誕生日に友達からかえるのティッシュカバーをもらいました。
そのときとてもとても嬉しくて、そのティッシュカバーの内側に
「日付と○○ちゃんにもらった」とマジックで書きました。きったない字で。


ふと思い立ち、自分の描くかえるの歴史をたどってみました。



その時代その時代で、自分の中の
かわいい路線が変わっているのが分かります。

現在のかえるは、かわいくないところがかわいいと思います。


このかえるも、今では好きだから描くというよりは、
幼なじみのような、なじみ深い関係になっています。

60歳になっても、かえるを描いてる自分でいたいと思います。

その頃には、幼なじみではなく、
めおとになっているかもしれません。


これからもよろしくな かえるっ



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2012年2月2日木曜日

「 ブッダ 」





今年に入ってからブッダを読んでいます。
そうです、手塚治虫のブッダです。
はずかしながら、手塚治虫作品は今まで読んだことがありませんでした。

まだ半分も読んでいないので感想はかけませんが、
主人公のシッダールタ王子(ブッダ)だけでなく、
出てくる登場人物みんなのことが気になります。
もういなくなってしまった人たちのことも心に残ります。



写真はうちのトイレにいるブッダです。

つづく