2014年8月19日火曜日
「 小さいお家 」
映画の「東京家族」を観てから、
また山田洋次監督の映画が観たくなり
今度は「小さいお家」を観た。
ワンシーンワンシーンが大事に撮られていて、
絵を観ているような気持ちになる映画だった。
絵をみているようなのに、映画は動くものだから、動く写真のように見える。
いいなと思うシーンは、着物を着ている松たか子の帯の線が、
行きと帰りとで位置が変わっていたところ。
この帯が秘密を語っているところが粋なシナリオだと思った。
それと東京家族を観た後だったので、同じ役者さんが沢山出ていて、
また同じ夫婦役の設定だったりとそれも面白かった。
いい役者さんばかり出ている映画って、落ち着く。
目が気持ちいぃ映画だった。
* * * * *
「 塩対応 」
アイドルの握手会などで、
冷たく無愛想な対応のことを「塩対応」と呼ぶらしい。
少し前から聞くようになり
ネットで意味を調べ、へ〜と思っていた。
ご近所で、あいさつをするといつも
「感じわるいな〜」という印象が残るおばさんがいる。
でも生活リズムの兼ね合いでこのおばさんにあう確立は高い。
わたしは、毎度感じわるいな〜
という思いが残るのがいやだった。
でもそれを、これは「塩対応」なのではないか?と思うようにしてみた。
そしたらなんとも簡単に気持ちがすっきりした。
きっと「塩対応」という言葉は、
自分が納得するために生まれた言葉なのだろう。
アイドル想いのファンから生まれた言葉なんだと思った。
「塩対応」とうぶん活用できそうだ。
* * * * * *
2014年8月12日火曜日
「 東京家族 」
山田洋次監督の「東京家族」という映画を観た
男はつらいよは観た事ないけど、
「おとうと」という映画を観てこの監督が好きになった
「東京家族」は、小津安二郎監督の「東京物語」の
リメイクだというのを耳にしていたので気になっていた
小津安二郎監督の「東京物語」は何年か前に観たけど
どんな映画かと言われると「ただ単に昔の家族のお話」
というくらいにしか思わなかった
そして「東京家族」を観た感想は
「今(現代)のただの家族のお話」だった
家族愛がどうとか、人間の命の儚さがどうとか
背景に何か大きなテーマがあるでもなく
ごくごく普通の家族の風景を切り取った
アルバムを眺めているような映画だった
それでそうかと思った
「東京物語」もそういう映画だったのだと
60年も前の映画だったので、そこまで感情移入ができなかった
でもどちらも、その時の今をそのまま描くことが
映画として形に残すテーマになっているんだと感じた
「東京家族」の終わりに
橋爪功が新聞紙の上で一人足の爪を切っているシーンがある
何でもないシーンだけど、何でもないようなことの積み重ねが物語になっている
胸にジンときた
この映画を、10年後20年後にまた
自分と重ね合わせて観るのだろうと思った
こういう創られていない映画を
妙に新鮮に感じた
* * * * *
2014年8月6日水曜日
「 ながら掃除 」
だいぶ昔に読んだ雑誌で
“ ながら掃除 ” というのを知った
何かしながらお掃除することを言うそうだ
たとえば、
お風呂に入りながらタイルを洗うとか
歯をみがきながら
片手でちょっとした拭き掃除をするとか
私はずぼらで適当な性格なので
お部屋の全部が隅々までピッカピカ
という掃除は続けられない
大体きれいになっていればオッケーだ
この “ ながら掃除 ” どうも私の性に合っていたみたいで
いつの間にか習慣となっていた
忙しい時でも “ ながら掃除 ” なら続けられる
ポイントは一気にやろうとしないで
毎日気がついたところをちょっとだけやる
これだけで、そこそこきれいな生活が出来る
一気にやろうとしない
最近気がついたのだけど
これが長続きのコツだと思った
私にはこれが合っている
ながら掃除に限らず
他のことも
* * * * *
2014年8月5日火曜日
「 さようなら 」
初めての一人暮らし
その引っ越しの朝、家を出るときに
わたしは父に「お世話になりました」と言った
父はちらっとわたしの方を見て
表情も変えずに「さようなら」と言った
え?それだけ?
と拍子抜けした覚えがあるけど
その「さようなら」が忘れられない
時間が経つにつれ、
「さよなら」の後ろに言葉が続いて聞こえてくる
さよなら、気をつけろよ
さよなら、しっかりやれよ
さよなら、死ぬなよ
さよなら、元気でね
友達が夏の引っ越しを控えている
あれもたしか夏だった
良い旅立ちになりますように
* * * * *
2014年8月2日土曜日
「 夏と前髪 」
8月の上旬は夏の真ん中なので、
安心して夏を味わうことができる。
昼間の熱気の中で
「夏だー!!」
洗濯物が一瞬で乾く
「夏だー!!」
ごまだれ素麺食べて
「夏だー!!」
熱帯夜の外に向かって
「夏だー!!」
と叫びたくなることしばしば
夏は夏ってだけで楽しくなる
雰囲気のいい居酒屋に入ると勝手にテンションが上がって
ビールもつまみも美味しく感じてしまうのに似ている
昨日前髪を切った
この夏に似合うよう短めに
昔イヤな事がある度に前髪を切っていた時期があった
でもある時を境にそれは気合いを入れるためへと変わった
今の私にとって前髪は気合いの象徴だ
お盆までは、安心して夏を堪能できそうだ
夏はとても短くて、あっという間に秋の風が吹く
今年の夏にやることは
一つだけ決まっている
夏はいつも 何かしでかしたくなる
心の奥から沸き上がるエネルギーを
今年はその一点に集中しよう
* * * * *
登録:
投稿 (Atom)