2012年4月13日金曜日

「 マナーモード 」





















だいぶ前のこと

わたしは一人で広い公園を散歩していました

ベンチに座って風の音や葉っぱの音、鳥のさえずりや子供の遊ぶ声を
なんとなく聞きながら全身で解放されたここちよさを感じていました


しかし、ある瞬間からそこに不快な音が混じりました

はじめはそれが何かわからなかったのですが、
探してみるとそれが携帯で話す話し声だったことに気がつきました

携帯で話をしているその人が
ケンカをしていたり とても大きな声で話していた
というわけではありません
普通にお話をしていました


何を不快に感じたかというと、公園という自然の中で
その携帯電話で話す会話が不自然だったからでした

その人は携帯で話をしているので、もちろん相手の声は聞こえません
でも自然という空間の中だとそれは不自然に感じてしまうのでした

多分自分が自然に囲まれてほっとしてこころをゆるめていたから
それを不自然と感じてしまったのだと思います


これは自分でもびっくりした出来事だったので
だーいぶ昔の出来事だったのですが思い出してしまいました




これとはまた話が変わりますが、
わたしは電車の中の携帯電話のマナーについて
ずっと考えていたことがあったのですが最近それに答えがでました。

ずっと考えていたことというのは、
電車の中で、平気で着信音を鳴らして会話が出来るのは何でなんだろう?
ということについてでした。


そして、そういう人の大半が、
わたしが見て来たかぎりでは年配の方に多いようでした。

緊急の電話は例外です。
それが仕事であってもそうでないものでも、
緊急の電話はみれば分かります。
というか電車の中は、きっと自分が思っている以上に丸聞こえです。
時々相手の声まで聞こえちゃってる人もいます。


でも、そういう緊急じゃない内容で
着信音が鳴っちゃってたり
電話にでちゃうのは何でかしら?と思っていました。


私の出した答えはこれです

「 電話を使うことに精一杯でマナーまで頭が回らない 」



幼い頃からパソコンや携帯電話に使い慣れている人は、
きっとマナーを考えるだけの余裕があるのだと思います。

でも、年をとってからこれまで使ったことのない道具を使うということは
いまいちその道具を使う世界のルールがつかめないのではないかと思いました。



前は正直、そういう場面に出くわすと、
マナモードにしろよっクソッとかって思っていたのですが

この答えが出てからは、

自分が年をとったとき、きっと新しい道具とかが出ていて
それを使いこなせていない自分がいるかもしれない
なのでここは未来の自分を見ていると思うようにして、暖かい目で見守ろう

と思うようになりました





チャン チャン


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